丹沢の自然再生調査 その1・檜洞丸編

丹沢の自然再生調査ツアー第1弾・檜洞丸。
定点撮影調査にご同行いただきました。

この定点撮影調査は、西丹沢のブナ林の
立ち枯れや下草の状況を直接観察するために
6年前の2010年から、私たちが続けているものです。
その結果を、ちょっとご紹介。

2010年10月、展望園地付近
2010年10月、つつじ新道の展望園地付近。
鬱蒼と茂るササの中を、登山道が通っています。

2016年10月、展望園地付近
同じ場所、2016年10月。
ササが枯れ、すっかり見通しがよくなってしまいました。

2010年10月、展望園地と上のベンチの中間点
2010年10月、つつじ新道の展望園地~上のベンチの間。標高1300mくらい。

2016年10月、展望園地と上のベンチの中間点
道標が腐って倒れてしまいましたが、同じ場所、2016年10月。
ここもササがすっかりなくなってしまい、景色は一変してしまいました。

ササの退行は、もともと高地にいなかったシカが生息するようになったことに加え
温暖化による乾燥化なども原因と言われています。
ここまで劇的に変化するとは、私たちも思っていませんでした。

2010年10月、山頂直下
そして、山頂直下。2010年10月。
ブナの立ち枯れは進んでいますが、まだ青々と元気な木も見えます。

2016年10月、山頂直下
同じ場所、2016年10月。上の写真より、ちょっとだけ季節(紅葉)が進んでいますが。
高木の多くは枯れてしまいました。残っている木も葉が少ないのがわかります。

立ち枯れの原因は、大気汚染の影響で
オゾンの発生が直接の引き金であることは、ほぼ解明されました。
ただ、都市部の大気汚染が問題になったのは、30年40年も前の話。
その影響が今も続いているのでしょうか。ちょっと不思議な気がします。

自然再生ツアーのようす

調査はできても、それを食い止める取組は、個人では難しい。
でも、いま丹沢でおきてることを、ビジュアルに訴えていくことも大切と思います。
今回は、3名の熱心な丹沢ファンの方にご参加いただき
私たちと思いを共有することができました。

枯れたササやブナが目立つとはいえ、
まだまだ、深い森を実感できる、西丹沢の奥山。
この自然を子や孫の代に伝えていけるよう、取り組んでいきます。
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